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工法ってなに?工法の特徴をわかりやすく教えて

2019/03/17

ハウスメーカーの情報収集をしていると、「独自の○○工法を採用」というようなフレーズを、よく目にすると思います。

 

ハウスメーカーの工法は、大きく分けた場合2つあります。

 

ハウスメーカーの2つの工法とは「木造系の工法」「プレハブ系の工法」です。

 

この記事では、それぞれの工法の特徴を簡潔にお話しします。

 

※ハウスメーカーで使われている工法は、「木造系」と「鉄骨系」「ユニット系」の3つで分ける場合もあります。
 

工法ってなに?

そもそも、工法とはなんなのでしょうか?

 

工法とは、建物を組み立てる際の「工事の技法」のことを言います。

 

平たく言えば「工事の仕方」と、表してもいいと思います。

 

家を建てるためには、建物を支えるための骨格を作り、倒れないように構造化する必要がありますが、それをつくるための方法が工法になります。

 

木造と鉄骨の違いは?

戸建住宅で、一般的に用いられる構造材には、「木材」と「鉄」があります。

 

では、それらの違いはどんなところにあるのでしょうか?

 

わかりやすく言えば、「木造」か「鉄骨」かで「家の性能」が変わってきます。

 

つまり「断熱性」、「耐震性」、「耐火性」、「気密性」などに違いが生まれます。

 

さらに言えば、木造か、鉄骨かによって「間取りの自由度(空間の取りやすさ)」や「増改築のしやすさ(リフォームのしやすさ)」が変わってきます。

 

また、設計上の考え方や材料が違うため、工事の進め方も変わってきます。

 

「木造系の工法」ってどんなものがあるの?

「木造系の工法」には、「在来工法(木造軸組工法)」と、よばれる工法と「2×4(ツーバイフォー)工法」と、よばれる工法があります。

 

在来工法(木造軸組工法)とは

在来工法とは、柱、梁、筋交いで建物の骨組みを形成する技法のことを言います。

 

在来工法で建てる場合は、柱で建物を支える構造になるため、構造的に間取りの制約を受けにくく、設計の自由度が高くなるので、様々な間取りに対応することができます。

 

また、リフォームなどの増改築もしやすい特徴もあります。

 

2×4(ツーバイフォー)工法とは

2×4(ツーバイフォー)工法とは、ツーバイ材(38mm×89mm)の木材で囲んだ枠に、パネルをはめ込み床、壁、天井などの面で建物の骨組みを形成する技法のことを言います。

 

2×4(ツーバイフォー)工法で建てる場合は、面で建物を支える構造になるため、耐震性や断熱性、気密性が高くなる傾向があり、性能面に優れた家を建てることができます。

 

ただし、リフォームなどに制限がかかったり、同じ木造系の在来工法よりも、間取りには制限がかかります。

 

「プレハブ系の工法」ってどんなものがあるの?

「プレハブ系の工法」には、「木質パネル系」の工法と、「鉄骨系」の工法、「ユニット系」の工法、それに「コンクリート系」の工法があります。

 

プレハブ系の工法の、全体的な特徴としては、工場で資材を生産することで、品質の安定と大量供給に耐えられる生産体制を築いているところにあります。

 

つまり、いわば工業化住宅の代表格と言える工法が、プレハブ系の工法となります。

 

木質パネル系の工法とは

木質パネル系の工法とは、工場で断熱材、下地材まで、パネルに組みこまれた木質パネルを、現場に運び、枠材に接着していき、組み立てていく、家づくりの技法のことを言います。

 

間取りが限定されますが、工場で生産されるため、価格を抑えることができたり、工期を短くできるなどの、メリットがあります。

 

鉄骨系の工法とは

鉄骨系の工法とは、工場で鉄骨を「穴あけ」「防錆」まで済ませ、現場に運び、組み立てていく、家づくりの技法のことを言います。

 

鉄は木材よりも軽く、強度が高い性質を持っているため、建物の本体にかかる負担を、軽減することができます。

 

資材が、工場で大量に生産されているため、工期を短くすることができますが、間取りが限定されたり、建てた後のリフォームが難しいなどのデメリットもあります。

 

ユニット系の工法とは

ユニット系の工法とは、工場で部屋単位で建物を生産し、現場ではクレーンで吊るし上げて、組み立てていく技法のことを言います。

 

家のほとんどを、工場で生産し現場ではつなぎ合わせるだけの作業なため、現場での工期を一番短くすることができます。

 

ただし、間取りの自由度は全くと言っていいほどなく、予定地によっては、対応できないこともあります。

 

コンクリート系の工法とは

コンクリート系の工法とは、工場で養生まで済ませた鉄筋コンクリート(プレキャストコンクリート)パネルを、現場まで運び、組み立てていく、家づくりの技法のことを言います。

 

コンクリートは密度が高いので、遮音性が高い住宅を建てることができますが、壁を抜くことができないため、リフォームには、対応していないデメリットがあります。

 

どの工法を選べばいいの?

工法には、それぞれ優劣があり、一概にどの工法が、一番優れているとは言えないところがあります。

 

間取りの自由度を選ぶのなら、木造系の工法(在来工法またはツーバイフォー工法)で絞られるでしょうし、断熱性や気密性で選ぶのであれば、2×4ツーバイフォー>在来工法>鉄骨系になるかと思います。

 

それぞれの家に求めるものを、しっかりと把握し、デザインを重視したいのか、性能を重視したいのか、アフターを重視したいのか、などによってそれぞれの家づくりの正解を求めることが大事だと思います。

 

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