ハウスメーカーが採用している工法ってたくさんあるようですが、どの工法が一番優れているの?
この質問もハウスメーカーで家づくりを検討されている方から、よく聞かれる質問の一つです。
ハウスメーカーで家づくりを検討していると実に様々な工法が出てきます。
例えば、住友林業では「ビッグフレーム工法」、三井ホームでは「プレミアムモノコック工法」、三菱地所ホームを見てみると「2×NEXT構法」と言ったように実にたくさんの工法が出てきます。
素人の方にとっては、何が何だか何のことだかさっぱりだと思います。
なにせ、こうして記事を書いている私でも聞いたことのないような工法が出てくることがあるからです(笑)
ハウスメーカーで使用される6つの工法
実はハウスメーカーで使われている工法は基本的に6つしかありません。
「工法ってなに?工法の特徴をわかりやすく教えて」の記事でも少し触れましたがハウスメーカーで使用される工法は、基本的に下記の6つだけです。
1:在来工法(軸組工法)
2:2×4工法(壁式工法・枠組壁工法)
3:木質パネル工法
4:鉄骨プレハブ工法
5:ユニット工法
6:RC(鉄筋コンクリート)工法
要するに、ハウスメーカーで使用されている工法は、以上の基本的な6つの工法に、各社それぞれアレンジを加え、独自の工法とうたっているだけです。
ハウスメーカーの工法をみるときはネーミングに惑わされないことが大事
ハウスメーカーの工法をみるときに、大事な視点は、まず第一に独特な名前が付けられた「工法」に惑わされてはいけないことです。
例えば、住友林業の「ビッグフレーム工法」は、要するに在来工法(木造軸組工法)のことですし、三井ホームの「プレミアムモノコック工法」や、三菱地所ホームの「2×NEXT構法」は、ツーバイフォー工法に他なりません。
つまり、ネーミングが独特のものであろうが、ハウスメーカーで採用されている、基本の構造は、以上にあげた6つの工法のいずれかに当てはまる形になるので注意してください。
ですから、ハウスメーカーの工法をみるときは、言葉そのままをとらえ、それに惑わされるのではなく、基本的な構造を理解し、各社で使用されている工法は、6つの工法のうち、どれにあてはまるのかを、きちんと意識して、見ていくことが大事です。
ハウスメーカーの工法をみるときは本質を捉えることが大事
ちなみに「ラーメン構造」という言葉が出てきたら、ほとんどの場合、その工法は、在来工法にあたります。
また「モノコック構造」という言葉が出てきたら、ツーバイフォー工法であることがほとんどですので、ややこしい名前が出てきても惑わされることなく、本質を捉えて、冷静に判断してください。
「独自の」という言葉が出てきても、基本である工法に、各社、独自のアレンジを加えただけの工法であることを理解すると、ハウスメーカーがどんな工法で家を建てているのかが、よくわかるかと思います。
パンフレットに記載されている数値は理論値に過ぎない
また、最後に付け加えさせていただきますが、どのハウスメーカーもパンフレットに素晴らしい数値が記載されています。
ただし、これはある一定の条件で検証された、理論値に過ぎないことも多いので、予定地の環境次第で、実際に建てられる家の数値とは、異なる結果であることが多いことも、気に留めておいてください。
現場での施工次第で数値は簡単に変わるものですので、要はしっかりとした設計図であることを前提条件とし、図面通りに、しっかりと、抜かりなく建てられることが大前提であることを意識してください。
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