徹底的に比較してこだわりの注文住宅を建てる

セキスイハイム

「あったかハイムが待っている」でお馴染みのハウスメーカー!現場での工期の短さがウリ!

セキスイハイムはユニット工法を採用しているハウスメーカーです。

ユニット工法とは、外壁から内装まで工場で家のほとんどを作って、現場ではクレーンで吊り上げ接合していくだけの工法となります。建て替え時などに仮住まいの期間が短くなることも大きなメリットといえるでしょう。

工業化住宅を極限まで推し進めた工法と言われることもありますが、反面間取りの自由度は全くと言っていいほどないことには注意してください。

構造は鉄骨系住宅の「ハイムシリーズ」と木質系の「ツーユーホームシリーズ」の2種類から選ぶことができます。

おすすめポイント1:独自のユニット工法で現場の工期を短縮できる
おすすめポイント2:エネルギー自給自足のスマートハイム「スマートパワーステーション
おすすめポイント3:鉄骨系と木質系から工法を選択できる

セキスイハイムの家づくりについて建築家O氏に話を伺いました。

セキスイハイムと積水ハウスについて

ーハウスメーカー徹底比較編集部(以下:編):それでは大手ハウスメーカーのセキスイハイムについてお話を伺っていきます。よろしくお願いいたします。

 

建築家O氏(以下:O氏):よろしくお願いいたします。

たまにいらっしゃるのですが、積水ハウスとセキスイハイムを混同されている方が多いように思います。

同じ「積水」という名前がついており「ハウス」と「ハイム」が似ているからこのような間違いが起きているのかと思いますが、違う会社になります。

 

ー編:もともとは同じ会社だったんですよね。

 

O氏:はい。セキスイハイムは積水化学工業のハウスブランドですが、積水ハウスも積水化学工業の住宅部門でした。積水ハウスの方が先に生まれたのですが、当時成長が思わしくないことから、1963年に積水化学工業が積水ハウスを本体から切り離し、積水ハウスとして独立した経緯があります。

のちに、積水ハウスはハウスメーカーで一番の企業に成長するわけですが、それを傍で見ていた積水化学工業が再度住宅産業への参入をしてできたハウスメーカーがセキスイハイムになります。

 

「あったかハイムが待っている〜」のがセキスイハイム

ー編:芸能人を起用したCMの「あったかハイム」がセキスイハイムですよね。

 

O氏:そうですね。阿部寛さんのCMで「帰りた〜い、帰りたい〜い、あったかハイムが待っている〜」の方がセキスイハイムです。

 

セキスイハイムの特徴について

ー編:セキスイハイムの家づくりにはどんな特徴があるのでしょうか。

 

O氏:セキスイハイムは、ユニット工法といって家の外装から内装まで、ほとんどを工場生産する体制のハウスメーカーです。

つまり、工場で家の80%をつくってしまい、それを現場に運び、現場で組み合わせて立てていく工法を取っているハウスメーカーです。

 

ー編:工場で家のほとんどを生産してしまうとはすごいですよね。

 

O氏:工業化住宅も突き詰めていくとセキスイハイムのような体制になると言われています。工場でつくることで、天候に左右されず安定的に生産することができますから。

品質のばらつきも防げると言われています。

ただ、工場生産にはメリットもあればもちろんデメリットもあります。

 

セキスイハイムのユニット工法のメリットについて

ー編:どのようなメリットがあるのでしょうか?

 

O氏:まず、先ほども少しお話ししましたが、工場生産により品質のばらつきを防ぐことができます。

現場での大工仕事は品質にばらつきが生まれることが多いですが、工場で生産することによりそれを防げるというわけです。

次に、現場での工期を短くすることができます。

現場ではクレーンで吊り上げて接合して家を組み立てていくだけですので、現場工期が他の工法と比べて極端に短くなります。

ただし、これは全体としての工期が短くなるという意味合いではなく、契約をしてからユニットを製作するには時間がかかりますから、あくまで現場レベルでの話になります。

ハウスメーカーの一般的な全体としての工期で見ると、ユニット工法の方が少し短縮できるかな程度だと思います。

 

現場での工期は短くなるものの全体の工期はあまり変わらない

ー編:実際はあまり変わらないんですね。

 

O氏:全体の工期としてみればの話です。

建て替え時なんかは仮住まいの期間が短く済むのでメリットがあるかと思います。

つまりまとめれば、工場生産による品質の安定と工期の短縮化いうことになりますね。

あとは自給自足型住宅のスマートハウス「smart power station」などでゼロエネルギーも売りにしています。

 

セキスイハイムのユニット工法のデメリットについて

ー編:デメリットはどんなところにあるのでしょう?

 

O氏:まず第一に間取りの自由度はないです。

工場生産のため、完全に規格化されていますから、設計の自由度は全くと言ってないと言っても問題ないと思います。

セキスイハイムのホームページを見ると、「多彩なプランに対応できます」と書いてあるのですが、これは言い得て妙だと思います。

間取りの自由度はないけれど、プランを選ぶことができますので、プランに対応できることには間違いがないからです。

 

ー編:その辺りはしっかりと見極める必要があると。

 

イメージとしては建売住宅を購入するのに近い

O氏:例え方が正しいのかどうかはわかりませんが、建売住宅を購入するのに近いイメージだと思います。

セキスイハイムのユニット工法は、プランに柔軟性はありませんが、間取りで悩む必要がなくなるというメリットはあるかもしれません。

 

ー編:購入イメージとしては建売住宅に近いものがあると。

O氏:これは決して建売住宅が悪いと言っているわけではなく、あくまでイメージの話ですからそこは勘違いなさらないでください。

 

セキスイハイムの住宅価格について

ー編:他に何か気になる点はありますか?

 

O氏:例え、ユニット工法で間取りに自由がきかないと言っても、決して安いわけではありません。

セキスイハイムの家の価格は決して安くはなく坪単価で見た場合坪65万円からが相場だと思います。

 

ユニット工法が対応できない土地もある

ー編:メーカー(セキスイハイム)のホームページを見ると狭小地や変形地にも対応できるとありますが、実際はどうなんでしょう?

 

O氏:現場によっては、ユニットを運ぶことができないということもあるようです。なにせ工場でユニットを生産して現場まで運び込む必要がありますから、運ぶためには道路の広さなどをある程度確保する必要があります。

 

対応不可の場合はユニット工法以外の工法になる

ー編:現場に入らない場合はどうするのでしょうか?

 

O氏:残念ながらユニット工法を選ぶことができず、他の工法になってしまうと聞いています。

 

セキスイハイムの商品ラインナップについて

ー編:セキスイハイムはユニット工法の他にどんな工法があるのですか?

 

O氏:セキスイハイムの商品ラインナップは鉄骨系のハイムシリーズと、木質系のツーユーホームシリーズに分けられます。

鉄骨系のハイムシリーズはユニット工法によって建てられ、いわゆるボックスラーメン構造となります。

木質系のツーユーホームシリーズは2×4(ツーバイフォー)または2×6(ツーバイシックス)のモノコック構造です。

公式ホームページには「アルティメイトモノコック構造」と記載がありますが、これはツーバイフォーのモノコック構造のセキスイハイムバージョンと捉えてもらって問題ないと思います。

ツーバイフォーは、面で支える構造のため、モノコック構造と呼ばれます。

この辺りは「ハウスメーカーが採用している工法ってたくさんあるようですが、どの工法が一番優れているの?」や「工法ってなに?工法の特徴をわかりやすく教えて」にて詳しく説明させていただいておりますので参考にしていただくといいと思います。

 

セキスイハイムに依頼する上での注意点について

ー編:セキスイハイムを選ぶ上で何か注意点などがあればお願いします。

 

O氏:セキスイハイムは、契約をしないと話を前に進めることができません。

間取りに制約がかかるところが問題になることが多いので、契約してから思い通りにならなかったという声もあると聞きます。

ですからくれぐれも契約には慎重になる必要があると思います。

 

セキスイハイムと比較検討すべきハウスメーカーについて

ー編:セキスイハイムを検討する際は、どのようなハウスメーカーと検討するのが良いのでしょうか?

 

O氏:鉄骨系のハイムシリーズの場合は、トヨタホーム、ダイワハウス、パナソニックホームズあたりが価格帯が近いので競合できると思います。

木質系のツーユーホームの場合は、ミサワホーム、ヤマダホームズあたりと競合できると思います。

ただし先ほどもお話ししたように、セキスイハイムは契約をしないと話を先に進められませんのでくれぐれも注意してください。

 

比較検討することは家づくりでは基本

ー編:セキスイハイムであろうと比較検討はしたほうがいいのでしょうか?

 

O氏:そうですね。契約をしないと話を前に進められないというデメリットはありますが、契約をする前に、様々なハウスメーカーを見て、建てたい家を建てることができるのかを見極める必要があるかと思います。

人によって家に求めるものは違いますから、しっかりといろんなハウスメーカーと比較した上で、ご判断されると良いと思います。

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